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ある高齢者の気持ち [高齢化社会]

 我が国は、急速に、高齢化社会に突入しております。65歳以上の高齢者を64歳以下の3人が支える時代が間近に迫っております。勿論、高齢者の中には、健康に恵まれかつ経済的に余裕があって、若い者の世話にはならないと主張される方々もおられるでしょう。然し、ボケが始まったり、体が言うことをきかなくなれば、お金は負担できても、いずれは周りの人や各種施設などで介護されることになります。後期高齢者である私自身も、介護を受ける必要が生じた時、家族が面倒をみてくれるだろうか?介護施設を選ぶにはとうしたら良いのか?介護施設の火事で焼け死ぬのではないか?必要なお金を準備できるのか?虐待を受けないだろうか?等々、老後の生活について、色々な心配ごとをいだいています。現在、特別な治療を受けていませんが、病気に近いものや気になる症状を幾つか抱えております。いつ何時、ダウンするのか予測もつきません。健康保険料等のほか、夫婦で年間20万円ほどの介護保険料を年金から徴収されております。仮にあと10年間入院や介護のなしで生き、ピンピンコロリで彼岸へ往くと、200万円は国にタダどりされたことになります。然しながら、それでも死ぬまで家族や施設の厄介になりたいとは思いません。

 健康保険・介護保険などの社会保障制度は病気や老化に対する共済制度であると理解しております。但し、病気や老化には、運動不足・バランスを欠いた食事(暴飲暴食を含む)・不規則な生活など当人の責に帰すべき生活習慣に起因する事象が多々あります。日本の国家財政は、社会保障費などの増大により、破綻危機に瀕しておりますが、国の政策並びに財政運営のまずさ以外に、国民の健康管理に対する自助努力のなさも指摘されて然るべき問題でしょう。

 長野県が発祥の地で、中年以上の県民が気軽に話題にするピンピンコロリについては、インターネットで紹介されております。詳細は省きますが、病気などで寝込まず元気に過ごし、ある日突然ころっと死にたいとの願望です。ご承知のとおり、同県は沖縄県と長寿の日本一(男:NO1、女:NO3)を競っておりますが、特筆すべきは一人当たりの医療費が最も低いにもかかわらず長生きをしていることです。恐らく、生活環境に恵まれているだけだなく、人々の意識や行動に係わりがると推測しています。今から60年前(戦前です)、60~80代のお年寄りが、田植えの最中に倒れてその日の内に亡くなった、柴を背にしたまま道路脇の土手に腰かけて死んでいた(何時までも座っているので声をかけたところ返事がなかった)、などの事例を目にしたり耳にしています。

 
 高度な治療技術や高額な医薬品の効果などに関して、色々と指摘したいことが山ほどあります。然し此処では、泥縄式の対処療法中心の医療を見直して、ピンピンコロリを学び、国家の施策としての予防医学(寒傷論の上医)の充実と実践が必要と考えます。国家財政にとっても 『予防は安心かつ最善』 ローコストである事が実証されるでしょう。プリヴェンション イズ ピース アンド ベスト“PPB運動”とでも申せましょうか。ピンピンコロリはPPK運動ともいいます。検索してみてください。私達の合言葉 : PPB から PPK へ 

 
 
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